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『虫眼とアニ眼』
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    きっと好きそうだから〜と友人がお勧めしてくれました。

    虫眼とアニ眼
    『虫眼とアニ眼』 養老孟司 対談 宮崎駿  徳間書店

    おもしろい映画を作る人の話はやっぱり面白かったです。でも別に、幸福に満ちてる話でおもしろかったというわけでは決してありません。
    この本、おもしろいけど読んでて楽しくはありません。むしろ私の場合はどんどん苦しくなりました。
    あー、こんな風に自分たちの世代は年長者たちから見られているのね、と思うとどんどん生きる自信がなくなっていくような気さえしました。
    今の時代へ対する問題意識が、あちこちのページから立ち上ってくるわけです。「このままじゃいかん」と。その内容にいちいち納得できてしまうからこそ、余計に自分の身が縮こまる思いがしました。
    こんな風に年長者から言われたい放題の大人になんかならないように、と半年前に赤ちゃんを産んだ友人に、思わず「読んで!」と勧めてしまいました。こうやって、本は人と人との間を渡って行くものなのでしょう。
    いくつか気になった箇所について二言三言…

    ■理想の町
    この本の頭には、宮崎駿さんが描いた子供が生き生きと成長できる理想の町のスケッチが載ってます。成熟社会の理想郷です。フンデルトヴァッサーの建築のように、家々は地面から切り取った緑を屋上で返し、直角・直線はどこにもなく、道はでこぼこ、車は出入り禁止。老人と子供たちの距離がとても近い町。誰も行った事がないはずなのに、懐かしくてワクワクする町です。
    でも、この町には畑が描かれてなかったけど、食料はどうやって循環するのでしょうか?あれだけおいしそうな食べ物を描く監督だからこそ、ぜひとも食料事情についても描いてもらえてたらなぁ、と思いました。

    ■荒川修作の養老天命反転地
    そういえば、この本を薦めてくれた友人が、学生の頃そんな地名のところに行きたいと言っていたような気が…こんなところだそうです →

    ■忌避物質
    人間が本応的に出す、いま俺に近づいてくれるな!という体臭だそうです。
    エヴァ人気が再び盛況な昨今ですが、ATフィールドって実在したんだな、とこの物質の存在を知ったときに思いました。

    ■初めての電車
    『千と千尋の神隠し』で、千尋は初めて一人で電車に乗ります。10歳の女の子にとって、それはとても大きな経験だった、というところを読み、ふと自分が初めて一人で電車に乗ったときのことを思い出したら、なんと高校生でした。
    私の場合同じ役割を果たしていたのは、ディズニーランドの空飛ぶダンボだったかもしれません。初めて一人で乗れた時、ものすごく達成感を感じたのを覚えています。子供が遊園地を好きなのは、単純におもしろいからではなく、ちょっと成長した自分を確認できる場だからなのかもしれませんね。などと勝手に思ってみました。

    posted by: anikoromushi | | 16:06 | comments(0) | trackbacks(0) |









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