Search
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
Recommend
New Entries
Recent Comment
Category
Archives
Profile
Links
mobile
qrcode
RSSATOM 無料ブログ作成サービス JUGEM
輝きの川
0
    芸大の学祭「藝祭 Short Film Fes 2009」を見に行ってきました。
    無料で見れる学生作品とはいえ、きっと中にはひとつやふたつダイヤの原石があるはず!と信じて〆切に追われる中、上野にある芸大音楽部へ。朗々と響き渡る声楽部の歌声や、ガムラン演奏をくぐり抜けて会場へ向かいます。200人くらい収容できそうな講堂には、30〜40人くらいの人がパラパラと座っていました。

    上映内容は、A〜Dプログラムまで全25作品。
    う〜〜〜ん…と思う作品が続く中、ありましたよ!ダイヤの原石ならぬ、ピッカピカに磨き抜かれた王冠クラスの作品が!!

    輝きの川

    『輝きの川』 大桃洋祐 15分52秒 2009


    光り輝く小さな魚が“輝きの川”を目指して旅をするお話。

    実に実に実に精巧な切り絵アニメーション。
    細部に落ちる影が、そこにあるものの存在を感じさせ、デジタルにはない、やわらかな光が作品全体を包んでいる、あきれるくらいに、あらゆる意味でクオリティの高い作品でした。

    ここで見たものに限らず、最近多くの作品が自分勝手な世界観を押し付けてくるのを必死に跳ね返しながら見ていた中、この作品には完全に引き込まれていってしまいました。
    みんなが避けてしまいがちな、よくある展開のお話を、しっかりと説得力をもって映像化しているので、まるでずっと昔から知っているお話しであったかのように、すっと心に溶け込んできます。岡本忠成さんの学研映画を想起させるような懐かしさを感じました。

    もしかしたら、このファンタジックな絵作りから中身を想像して避けてしまうような人もいるかもしれませんが、それは本当にもったいないことです。絵本のような絵作りでありながら、紙芝居ではこの魅力は伝えきれない、動きがちゃんと重要な役割を担っている作品です。
    純粋に、こどもに見せたいと思える作品。
    こんなにすばらしいものが見れてよかった!
    と晴れ晴れとした気持ちとともに、そそくさと芸大をあとにしました。



    他にも何点か、お!と思った作品たち。

    ■『そういう眼鏡』 和田淳 6分 2007 (ドローイング)
    ■『ある日常の記憶』 秦俊子 3分38秒 2007 (パペット)
    ■『Bloom』 秦俊子 7分57秒 2009 (パペット)
    ■『狼疾の人ーある小説家の話ー』 折笠良 2009 (ドローイング)



    そうそう、芸大ならではなのでしょうか。
    どの作品も音楽がすばらしかったです。反対に立派すぎる音楽と絵の釣り合いが難しそう、と思う部分もありましたが、これこそ芸大ならではの贅沢さなのかな?今回、音楽学部での上映というのも何かの縁なのでしょうか。


    posted by: anikoromushi | 日本 2000年代 | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) |









    この記事のトラックバックURL
    http://ani.nayuko.com/trackback/786740
    トラックバック