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ノルさん来たる
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    ロシアアニメの巨匠、ノルシュテインさんが来るとのことで、久しぶりに阿佐ヶ谷にあるアート・アニメーションのちいさな学校へ。

    お昼は動画の師匠Kさんにおごっていただきました。Kさんに以前紹介されたアニメのお仕事をお見せする約束があったので。
    Kさんはどう思ったのかなぁ。はっきりと感想を言われることもなく、話はいつものように手塚治虫さんや北京の手塚プロのお話しへと移っていきました。
    一言だけ、感想らしい感想としてもらったのが「5分もあったの?3分くらいに思った。短く感じるっていうのは、いいことだよ」というお言葉。。ありがとうございますです。

    3年ぶりのノルさんだぁ、と意気込んでいったら、先着順で生ノルさんを見れる地下劇場、あとの人は中継になりまーす、と1Fの図書室に入れられました…これでみんな同じく1000円とるって。。事前のメールに先着順の知らせくらい入れておいてくださいよ。。

    ちいさな学校の生徒作品に対して、ノルシュテインさんはひとつひとつ丁寧に、講評を行っていました。

    以下、上映作品です。

    1.『カエルの子』  4:00
    2.『月天』(今昔物語 第一部 八十二話「影法師」より) 3:50
    3.『森のくまさん』  1:37
    4.『無人島ショート・ショート』  1:25
    5.『一寸法師』  1:56
    6.『赤い着物のゆうれい』
    7.『猟師と坊主のお話』(今昔物語 本朝部巻第二十 十三話より) 5:25
    8.『The sound of ovum』(今昔物語 本朝部巻 話より) 4:11
    9.『swimming』  4:05
    10.『赤いスカーフ』(今昔物語 本朝部巻第二十九 二十三話より) 8:33
    11.『ラピュタサーカス』 3:45

    (制作者名は一般の方もいらっしゃるようなので、控えました)
    すべて、以前3月に行われたラピュタのアニフェスにて上映された生徒作品です。今昔物語をもとに、自分たちで新しい解釈を加えて作られた『月天』も『赤いスカーフ』も、とてもおもしろい作品です。

    とにかく、ノルシュテインさんの言う分には、細部に気を配ること。細部の積み重ねがアニメーションを形作るんだ、ということ。
    この人物は何を思い、なぜこのような行動をするのか?この動物とこの動物の間にどんな感情の行き来があったのか、作り手は全てを把握しなければならない、ということでした。
    たとえば、最初の『カエルの子』で、オタマジャクシが魚に襲われそうになった時、普通なら大きな魚がオタマジャクシを襲うことはない。オタマジャクシが何かいたずら仕掛けて、大きな魚をイライラさせるなど、感情のやりとりがドラマツルギーを生むのです。
    とか、自分に手足が生えて来たとき、オタマジャクシはさぞかし驚いたのではないか?オタマジャクシ自身はきっと自分に手足が生えるなんて予想もしてなかっただろうから、体の変化にはさぞかし驚いたことだろう、などです。

    そうやって細部のひとつひとつを積み重ねて、情緒豊かな作品はつくりあげられていくのですね。

    最近、クオリティという幕に覆われて、見過ごしていた大切なことを思い出すのと同時に、そのような作品を今の経済社会が必要としていない、というジレンマを抱えつつ、ノルさんの言葉を聞いていました。

    シンポジウム後のパーティーにて、学校の同期仲間が作ったピクシレーション(人間コマ撮り)&シネカリグラフ(フィルムを直接ひっかく技法)の16mmフィルム作品を見ました。すっごくおもしろかったです!勢いだけで作ってしまえ!というエネルギーに満ちていて、いい意味でとても学生らしい作品でした。
    3月には、卒業制作上映のオープニングとしてこれが流れるのだとか。みんなの卒業制作も楽しみです。
    posted by: anikoromushi | イベント | 18:32 | comments(0) | trackbacks(0) |









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