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こまねこのクリスマス ー迷子になったプレゼントー
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    こまねこの続編の続編「迷子になったプレゼント」を見てきました。

    峰岸さんの動かすこまちゃんたちは、あいかわらず途方もなく上手で、生き生きとしていて、かわいらしい動きをしていました。
    もうそれだけで満足〜
    と言いたいところですが、人間だんだんと欲が出てくるもので、今回ほんの少し物足りなさを感じたところを、あえてとりあげてみます。それはずばり、言葉なしの演出です。


    今回のストーリーは、クリスマスに帰ってくる予定の両親をこまねこが楽しみに待っていると、やっぱり帰れなくなった、という知らせがプレゼントと一緒に両親から届くというもの。こまねこは、期待していただけに、突然の知らせにたくさん怒ってたくさん泣いたあと、友達の発明家ラジボーとともに雪山を超えて両親に会いに行こうとするが、途中で日が暮れてしまい…というものです。
    この中の「帰れなくなった知らせ」を受けて、どうこまちゃんをがっかりさせるかという演出に、苦労の跡を感じました。

    こまねこの世界は文字や言葉がないので、両親から届いた小包を前に、ひたす困ったなぁというおじいさんの顔とうなり声で、まず状況説明。そして、最初はプレゼントに喜んだこまちゃんが、徐々に「お父さんお母さんに会えないんだ!」と気づき、せっかくのプレゼントを暖炉に投げ込む迫真の演技へと続くのです。
    これが、確かに流れは合っているんだけど、どうにもこうにも間があんまりよくない。
    にゃあにゃあと泣くこまちゃんの声が、感情を表してるというより、状況を説明しているように見えてしまったのです。
    いや、ほんと、何をえらそうにという感想なんですが、やっぱりこれが今回のこまねこへの正直な感想なんです。

    言葉を使わないで、感情のやりとりを伝えるのって難しいんだな、と改めて思いました。『ぼくはくま』や『こまねこ はじめのいっぽ』のように一人のキャラクターの心境変化なら、言葉なしでも仕草や表情で表せるのかもしれませんが、誰かと誰かの心理関係を示すのは、とてもとても難しいことなんですね。

    そもそも、人と人との関係を築くために生まれた言葉を、排除してそれを表現しなければならないんだから、それはもう簡単なことではないのでしょう。

    ましてや、こまねこは多くの人にわかってもらうことが前提のエンターテイメント作品なので、どれくらい説明が必要か?どれくらい説明しなくても伝わるのか?との線引きは本当に難しかったんじゃないかと思います。プリート・パルンやイゴール・コバリョフみたいに「わかる奴だけついてこい!」ってわけにはいかないですからね。。

    なんて、難しいこと考えちゃいましたが、この作品は、こんなこと考えずにただただかわいい〜と黄色い声をあげて見るべき作品だと思います。

    こまちゃんかわいい〜〜〜!そう叫べるだけで、もう十分なんです。制作者の皆さん、素敵な作品をありがとうございました。

    posted by: anikoromushi | 日本 2000年代 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) |









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