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戦場でワルツを
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    『戦場でワルツを』を見てきました。

    話題の映画ほど予備知識を入れずに見に行くようにしていたのですが、大失敗。こちらは1982年にレバノンで起きたパレスチナ難民キャンプの虐殺事件を、綴ったドキュメンタリーだったのでした。(詳しくはこちらをみてください)「イラク戦争か湾岸戦争の話らしい」と軽い気持ちで行ってしまったため、見事なカウンターパンチをくらってしまいました。

    ただ、ストーリー自体が失った記憶を取り戻しながら、この事件の詳細を探っていくという作りのため、知識の乏しい人間にも視点が割合近く、歴史を知らないがための大混乱に陥るということはありません。
    それが余計に事件への衝撃を増す要因になったのだと思いますが…全く知らなかった世界の話へすんなりと誘っていく手法は巧みなものでした。

    映画館を出た直後は、いったいこの映画をどう整理していいものか悩みました。
    これはドキュメンタリーであり、映画であり、私が普段見ているアニメーションの枠ではとてもとらえきれないものでした。アニメーションは一つの演出要素として大切ものではありましたが、この映画の真意は“事実を伝えること”であり、実験的アニメーション作品ではありません。

    『ダーウィンの悪夢』を見たときもそうだったのですが、自分ではどうしようもない問題を提示してくるドキュメンタリーを見ると、ひたすら無力な自分を思い知らされて、悶々とうなだれることしかできなくなります。
    なにやら問題を投げ渡されたのか?でももう過去に起こってしまったことで、私なんかが何をしようと変えようのないことだし、この映画を見て、“ただ知る”ことさえすれば、いいのかな…などなど、とひたすらうじうじします。

    じゃ、なんで見に行くのかというと、話題になってたからという程度の理由なのです。では、なぜ話題になるのか?きっとみんな知らなくてはいけないという意識があって、こういった過去を知る事で、これから先も平和にどっぷり浸かって生きてくことを許されたいんだと思います。振り返ってみれば、愚かとしかいいようのない数々の行為を知ることは、自分も虐殺をしたりされたりしている生き物と同じ、人間て種族に生まれちゃった義務なのかもしれません。


    ☆☆☆ 追記 ☆☆☆
    『ダーウィンの悪夢』で検索すると「嘘」というキーワードがかなり目につきます。「ドキュメンタリーも誰かの視点を軸に描いているにすぎませんよ」とはかつて出会ったとある人に言われたことを思い出しました。


    posted by: anikoromushi | 海外 2000年代 | 12:45 | comments(0) | trackbacks(0) |









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